【プロの料理人が教える　土鍋お節レシピ】

教えてくださったのは、土鍋料理教室でもおなじみ、和食料理人の中山孝太郎さん。
本格的なのに簡単に土鍋で作れる「お節料理」。土鍋ならではの美味しさの引き出し方を盛り込んだ絶品レシピです。
お正月に向けてぜひお試しください。

【メニュー】
●黒豆の蜜煮
●お煮しめ

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黒豆の蜜煮　〈使用土鍋：かまどさん３合炊き〉

≪ 材料 ≫
・黒豆　　　　　・・２００ｇ
・水　　　　　　・・１５００ｍｌ
・塩　　　　　　・・３ｇ
・砂糖（上白糖）・・２００ｇ
・濃口しょうゆ　・・１０～２０ｍｌ
・鉄（煮物用）　・・１個

≪ 作り方 ≫　
①　ボウルに水と塩を入れ混ぜる。そこへ鉄、黒豆を入れ１２時間浸す。

②　1の戻し水を１０００ml取り分け、そこへ黒豆を戻し入れる。

③　「かまどさん」に２の黒豆と戻し水、砂糖、鉄を入れて、蓋をしないで強火にかける。

④　沸騰したらアクを取り除き、極弱火(とろ火)にして中ふたと上ふたをセットする。土鍋の内圧を高めるために、上ふたの蒸気穴を割り箸などで刺して塞ぐ。

⑤　そのまま３時間煮込み、火を止めたらしょうゆを入れてふたをし、冷めるまでおく。

＊一晩寝かすと味が入ります。
＊「黒豆：戻し水：砂糖＝１：６：１」の分量比が本来ですが、土鍋に入りきらないため、今回は戻し水の分量を１０００mlにしています。

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お煮しめ　〈使用土鍋：みそ汁鍋大〉

≪ 材料 ≫
・鶏もも肉　　・・１５０g
・にんじん　　・・１本（１００g）
・里芋　　　　・・４〜５個（２００g）
・ごぼう　　　・・１００g
・しいたけ　　・・４枚
・レンコン　　・・２００g
・こんにゃく　・・１００g
・ぎんなん　　・・８個
・青味野菜(絹さやなど)・・適宜(お好みで)
・ゴマ油　　　・・大さじ１
・水　　　　　・・３００ml
・日本酒　　　・・１００ml
・しょう油　　・・６０ml
・みりん　　　・・９０ml
・砂糖　　　　・・１５g
・昆布　　　　・・２０㎝長
・かつお節　　・・１５g
・リードペーパー・・１枚

≪ 作り方 ≫　
① 鶏肉は一口大に切る。
こんにゃくは水から鍋で一煮立ちさせたらコシを切り、一口大にちぎる。
（こんにゃくのコシを切るとは：こんにゃく全体を手で揉んだり、片方を持って振ったりする。）
にんじん、里芋は皮をむいて乱切りにする。ごぼうも乱切りにする。
レンコンは皮をむいて７㎜厚の輪切り、大きい場合は半月に切る。しいたけは軸を取り、大きければ半分に切る。
ぎんなんの鬼皮と薄皮は取り除く。（ぎんなんの薄皮は鬼皮をむいてから水に１５分程つけるとむきやすい。）食材それぞれが同じくらいの大きさになるようにする。

②「みそ汁鍋」にゴマ油を入れて中強火にかけ、ごぼう、里芋、にんじん、レンコン、こんにゃく、鶏肉を入れて炒め合わせる。油が全体にまわったら砂糖を入れてさらに炒める。
野菜からぬめりが出てきたら、水、日本酒、しょう油、みりんを入れる。

③ 昆布を加え、リードペーパーに包んだカツオ節を入れる。
そのままふたをせず沸騰したらアクを取り除いて極弱火(とろ火)にし、しいたけを加えてふたをする。