長谷園だより 土鍋のある暮らし




美味しいのヒミツ
<伊賀土鍋の特徴>

伊賀土鍋の特性と効能をお伝えします。土鍋調理の魅力を知ってますます料理が楽しくなります。

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土鍋で料理の魅力

煮くずれしづらく、灰汁も少ない

土鍋が沸騰した時、土鍋に入った貫入(釉薬表面の細かなヒビ)から小さな泡が連続して生まれ、食材を優しく包み込みます。そのため食材が鍋の中であまり動くことがなく、煮くずれしにくく、灰汁もあまり出ません。

食材の旨味を増す

土鍋は急騰、急冷しないポーラス(多気孔)な生地のため、食材の酵素が働く40℃〜60℃を長く保ちます。ゆっくり温まり、ゆっくり冷めることで食材に酵素が長時間作用して、旨味と甘味が増えるのです。

遠赤外線調理

美味しさの代表で挙げられる炭火焼は遠赤外線効果によるもの。
じつは陶製である土鍋も熱することでその本体や蓋から多くの遠赤外線を発生します。
つまり、土鍋で調理すると炭火焼と同様に遠赤外線効果で食材の芯から熱を伝え、独特のふっくらとした柔らかさを生み出すのです。

調理時間の短縮

遠赤外線を放出するポーラス(多孔質)な生地でゆっくり温める土鍋調理は、金属製の調理器具に比べて沸騰するまでの時間はかかりますが、沸騰した時点でほぼ食材に火が通っています。そのため、比較的短時間で食材の芯まで熱を通すことが可能となります。
煮物を作る場合、金属製の調理器具に必要な調理時間の7割くらいが土鍋調理時間の目安です。

土鍋におまかせ

食材や調味料をすべて土鍋に入れ、蓋をして中強火にかけます。沸騰したら火を消し、そのまま余熱を利用して料理を完成させる。「土鍋で料理」はだいたいこんな感じの調理方法です。火を着けて消すだけで、土鍋が勝手に料理をしてくれます。
煮物はもちろん、焼き物、蒸し物、炒め物などほとんどの料理が土鍋まかせで作ることができます。