「恵比寿米ル」

2017年恵比寿にオープンした「恵比寿米ル」さんに行ってみました。

なるほど！大人の隠れ家！ですね。2020年度に初デートで行くべきレストランとして選定されたのも頷けます。

「お米が主食の国に生まれて良かった。」をコンセプトに、お米をメインディッシュとしたコース料理のお店。そんな特別なお店で「かまどさん」を使っていただき感謝です。

席に通されると、まず厳選されたお米４種類から好みのものを選ぶことからスタート。なるほど「ご飯がメインディッシュか！」と、お米へのこだわりを感じます。

前菜から始まるおまかせ料理、八寸、お造り、蒸し物、サラダ・・・・と９品続く肴はどれも美味しく、季節を感じる盛り付けも素晴らしい。すっかり堪能したところで、いよいよメインディッシュのご飯が登場です。

テーブルに運ばれた「かまどさん１合」の艶々に炊きあがったご飯に感激（人数によって使う土鍋の大きさが違うそうです。今回私たちは4名でお米2種を選び、それぞれ炊き立てを「かまどさん1合」で出していただきました）。

そしてフワフワと湯気のたっているご飯を盛り付けていいただいた、そのお碗がなんと長谷園の飯碗ではないですか！OH！「かまどさん」から「長谷園の飯碗」によそわれるご飯の美味しさに二重の感激です。

【この日のおしながき】

・前菜
・八寸
・旬のお造り　三点盛
・茶碗蒸し
・和サラダ
・汁椀
・煮花
・季節のかき揚げ
・焼き魚
・土鍋ごはん
　ごはんのお供（鳥のそぼろ/ちりめん山椒/海苔の佃煮/大根おろし/出汁巻き玉子/天然塩）
・香の物
・お味噌汁

看板が無いと聞いていた「米ル」さんの恵比寿店を探し訪ねると、たしかに案内も出ていないビルに行き着きます。ここでいいのかなと、そのビルの脇にある細い階段を降りて扉を開いたら、異空間！なんだか冒険が始まったような感覚におちいります。

ちょっと暗くて細い通路を少しすすむと、左側に奥まった空間の灯りが目に入ってきます。そこにはゆったりと７人が座れる立派なカウンターがあり、そのむこうに白衣の男性調理人が二人、シックないでたちの女性が一人、仕事をしています。まだ開店したばかりでカウンターに客は少なく、これからの賑わいを感じさせるトロリとした時間が流れています。その灯りの漏れる空間のあたたかな空気と対比して店内は凛とした静寂が支配しています。