【蒸し料理】おすすめの食材と蒸し時間 ~野菜ver~
記事の目次
素材の味を楽しめる蒸し野菜
素材そのものの味を楽しめる「蒸し料理」は、旨味と栄養素を逃さず 余分な脂分も落としてくれます。おまけに生で食べるよりも消化がよく、なんといっても簡単なのが嬉しい調理法。 簡単な調理方法ですが、それぞれの食材によって、蒸し時間で食感や食味も変わってきます。そこで、今回は「ヘルシー蒸し鍋」という土鍋を使って、おすすめ野菜と蒸し時間による食感の違いなどをご紹介いたします。
伊賀土鍋の蒸し器は、サッと短時間で蒸すことができるので野菜の食感を活かせる特徴があります。
それでは、野菜ごとにおすすめの蒸し時間を見ていきましょう。
<実験>おすすめ野菜と蒸し時間による見た目と食感の比較
<実験の基本の条件>
使用土鍋
ヘルシー蒸し鍋(中)
*その他の長谷園の「陶製すのこ」付き土鍋でも同様の蒸し時間となりますが、食材の種類・大きさ・切り方・蒸す量によって多少異なります。 様子を見て蒸し時間を調整してください。
蒸し野菜にする食材
葉野菜から根菜まで幅広く用意しました。
・ブロッコリー
・アスパラガス
・ズッキーニ
・パプリカ
・なす(切ったもの・丸ごと・皮をむいてまるごとそれぞれ)
・かぶ
・ミニトマト
・もやし
・小松菜
・さつまいも(切ったもの・丸ごとそれぞれ)
・じゃがいも(切ったもの・丸ごとそれぞれ)
・里芋
・にんじん
・れんこん
・かぼちゃ
実験の基本条件
「ヘルシー蒸し鍋」の基本の使い方に沿って、沸騰後に「陶製すのこ」に食材を入れ、ふたをしてからの蒸し時間別に食材の見た目や食感を比較する。
「ヘルシー蒸し鍋」の基本の使い方
1.本体の7~8分目まで(「陶製すのこ」の底から2㎝くらい下)の水(または湯)を入れます。
*必ず水(または湯)を入れてから加熱してください。
2. 本体に「陶製すのこ」とふたをセットし、加熱(中強火)します。 ふたの穴から勢いよく蒸気が出るまで、十分に沸騰させてください。
3.基本的には水(または湯)が沸騰してから食材を入れてください。
4.ふたを開け、「陶製すのこ」の上に食材を入れます。再びふたをし、ふたの穴から勢いよく蒸気が出て(3の写真を参照)から〇分間でできあがりです。
この〇分の時間別の食感を食材別にご紹介いたします。
<実験結果>
■ごろごろ野菜
・ブロッコリー・アスパラ・スナップエンドウ →オススメ蒸し時間:3分~5分
蒸し時間が長くなるほど色が悪くなり、蒸しものの良さが損なわれるが、柔らかい方がお好みの場合は、5分程度まではお好みの蒸し加減でOK。
・パプリカ・かぶ →オススメ蒸し時間:3分
・なす(皮を剥いて丸ごと) →オススメ蒸し時間:10分
蒸し時間が長くなると柔らかくなっていくが、それぞれの良さがある。食材によっては甘みが出るものもあるので、野菜の食感などを重視するなら3分。甘みを出してくたくた感を出したいなら10分だが、皮は柔らかくなりにくいので口に残る。長く蒸すなら皮を剥く方が食べやすい。
■葉野菜・その他
・ミニトマト・もやし・葉野菜 →オススメ蒸し時間:3分
3分ぐらいで食感を残しながら食べることができる。蒸し時間が長くなると柔らかくゆでるのと近い食感になるが、これはこれで悪くない。
■芋類・根菜類
・さつまいも・じゃがいも・里いも →オススメ蒸し時間:10分
芋類はしっかり蒸した方がねっとり感や甘みが増すので10分以上がおすすめ。芋類は時間をかけて蒸す方がおすすめなので、今回は沸騰してから食材を入れているが、水の状態から入れて蒸すのも時間短縮になる。
・にんじん →オススメ蒸し時間:10分
・れんこん →オススメ蒸し時間:5分~10分
・かぼちゃ →オススメ蒸し時間:5分
にんじんなどの臭いの強いものはしっかり蒸した方が臭いが薄くなる。同じ根菜でもれんこんは5分でも10分でもそれぞれの良さがあるのでお好みで。かぼちゃ(果菜類)は長く蒸すより、適度に5分ほどで柔らかくなればOKです。
<感想>
今回のオススメ蒸し時間は実験者の主観によるものですが、ぜひご参考にしてください。
実験前は「野菜は絶対に短時間で蒸した方が美味しい」という思い込みにとらわれていましたが、蒸し時間が長くなると甘みが出る野菜もあったので、どのように仕上げたいかによって蒸し時間を調整すると良いことがわかりました。
蒸し料理は簡単な調理法ですが、なかなか奥深い!ということで野菜以外で第2弾も実験したいと思っておりますのでお楽しみに。
【動画でみる】「基本の蒸し野菜」の作り方
簡単おいしい!デザイン・大きさで選べる長谷園の「ヘルシー蒸し鍋」
肉や魚の余分な脂を落とし、ヘルシーに蒸し上げます。
土鍋の遠赤外線効果と勢いのある蒸気で食材をさっと蒸し上げるので、ベタつかず食感よく仕上げます。もちろん「陶製すのこ」をはずせば、普通の土鍋として使えます。
伊賀土の気化熱を利用した冷やし料理も楽しめる多機能な土鍋です。
1,2人用から、大人数用まで様々なサイズ・デザインでご用意しています。IH対応の蒸し鍋もご用意しています!
蒸し鍋が一つあれば毎日の食卓が楽しくなります。
おすすめ 蒸し物レシピはこちら!
「長谷園のwebレシピ」では、季節やシーンに合わせて様々な蒸し料理をご紹介しています。