「夕方食堂 コノリザ」(兵庫県神戸市)
神戸においしい定食が食べられる食堂があるというウワサをきいて、花隈駅より徒歩3分の食堂へやってきました。
神戸の街並み
駅前に降り立つと、「モダン寺」として親しまれるランドマーク「本願寺神戸別院」が見えました。そのオリエンタルな外観を息をのんで見とれていると、向かい側の小さなビルに、「コノリザ」と書かれた木の看板が。
小さなビルの三階へ
小さなビルを3階まで上がると、扉には、本日のお昼ごはんの献立が貼られていました。この日の献立はこちら。
・鶏のさっぱり煮
・きのこの柚子胡椒
・じゃがいものお味噌汁
そして、「炊き立てごはんをご用意する為、ご提供にお時間を頂戴いたします」との言葉が。
わくわくしながら扉を開けると、割烹着を着た店主のマミさんが笑顔でお出迎えしてくれました。
店内は、木のカウンターがやさしい灯りに照らされて、なんとも優しい雰囲気。
このお店を始めて、三年半。もともとは風呂なし1Kだった50年前の建物を、素敵にリノベーションされたそうです。
そしてカウンターには「かまどさん」や「いぶしぎん」が並べられていました。
「雨大丈夫でしたか?」
マミさんは私たちと気軽な会話をしながら、お昼ごはんの準備を進めてくれました。
まずは、かまどさんにお米とお水を入れて火をつけるところから。
マミさん流 美味しいごはんの炊き方は、前日の夜に浸水しておいたお米で炊くこと。それに合わせて、お水の量は通常より減らして炊きます。
お客さまにも、かまどさんのことや炊き方のことを聞かれることが多いそう。
「『意外と早く簡単に出来ちゃうんですね!』とびっくりして、ご質問をしてくれるお客さまが多いですね。」
本日のお昼ごはん
おいしい湯気と香りが漂うキッチンで、手際よく一品一品完成させていく所作の美しさに見とれていると、おかずが運ばれてきました。
出来立ての煮物、じゃがいもと春菊のお味噌汁が体に染みわたります。この日はひどい雨だったため、なおさらのことです。
お豆腐もコクがあって美味しかったです。
そして、ほかほかの出来立てごはんの登場です。
お米も、一粒が大きく粒感がありとっても美味しい。お米は「ぴかまる」だそうです。
椎茸の柚子胡椒がまたごはんに合うのです…。
席についてから炊かれた、炊き立てのごはん。
そして、その定食を作る姿をカウンターから眺めながら、マミさんと交わす会話。
ゆったりと流れる時間そのものまで、全てがとても贅沢で、もう一度食べたくなるお昼ごはんでした。
「ほっとするご飯が食べたいな・・」そんな時に皆さまも是非、コノリザさんへ行かれてみてはいかがでしょうか?
店舗情報
夕方食堂 コノリザ
兵庫県神戸市中央区北長挟通7-1-27 ナカハラマンション 3F
TEL 078-585-6290
水木金 12-16(15L.O.) お昼ご飯
土 8-12(11:30L.O.) ブランチ (冬は9-13(12:30L.O.)
現在は夕方のお食事はお休みされています。
https://www.instagram.com/conoryza_syokudo/