「お茶を贈る人」(埼玉県 越谷市)
古民家複合施設「はかり屋」の一角で、日本の朝食とお茶であたたかい朝を。
今年もあとわずかとなった12月のある日、私たちはいつもより少し早起きをして越谷駅に向かいました。行きの電車の中からは、朝日がのぼっているところが見えました。電車を降り、まだ冷たく澄みわたった空気の中「旧日光街道」へ。
埼玉県越谷市の旧日光街道沿いに、今回伺うお店があります。
「日光街道」は『五街道』のひとつで、江戸時代を通してにぎわいをみせていた通りだそうです。この日光街道において、「越ケ谷宿」は日本橋から数えて3つ目の宿場町で、今も歴史を感じる建物が残されています。休日の朝に歩くのは初めてでしたが、人や車も少なく、より風情たっぷりです。
そんな越ケ谷宿の「旧大野家住宅」をリノベーションした古民家複合施設「はかり屋」。地域の古き良き文化を大切にし、新たな息吹を吹き込んでいます。
はかり屋さんの一角で、日本のお茶と旬の美味のペアリングを提案されているティースタンド「お茶を贈る人」へお伺いします。
*「はかり屋」の公式HPにて、素敵な建物をご覧いただけます!→https://hakari-ya.jp/about/
朝茶漬けと玉子焼き
この日は月に一度の「朝茶漬けと玉子焼き」の日。
店内のお座敷でいただきました。
お茶漬けの内容は、旬にあわせて決められており、この日は良い鯵が入ったそうで「鯵のなめろう風」でした。黄柚子胡椒がとても合います。ごはんは「かまどさん」で炊いてくださいました。
出汁巻き卵に使用される卵は、茶殻を食べて育ったニワトリの平飼い卵だそうです。ずっと眺めていれるような、きれいなお色でした。
ごはんは、急須で丁寧に淹れられた「磐田煎茶」で、お茶漬けにしていただきました。ほっと気持ちがほどけるような優しいお味…!
畳の上でいただく朝ごはんは格別。忙しない日常の中で、美味しい朝ごはんをいただいている時間は日本人にとってこの上ない贅沢だな、と感じました。
ほっとしたような、きりっと体が目を覚ましたような、そんな気分で私たちはお店を出ました。
日本の「美味しい」を感じられる朝を、皆さまも体感されてみてはいかがでしょうか?
普段の営業日は、土鍋で炊いたご飯で握るおむすびと地元の有機野菜をランチでいただけます。そして、おいしいお茶も一緒に。
お野菜は、採れたてを素材のおいしさ感じる食べ方でいただけます。「かまどさん」に「陶製すのこ」をセットし、蒸し野菜を作っていただける日もあるそうです!ヘルシー蒸し鍋の蒸し料理は素材の美味しさ・食感を感じられる蒸し料理を作ることが出来ます。
数量限定なので、事前のお電話がおすすめです。
お茶を贈る人
埼玉県越谷市越ヶ谷本町8−8 はかり屋
営業時間:10:30〜17:30
定休日:火・水曜日
公式サイト:https://tea-for-you.jp/