「kitchen gunnii(キッチングニー)」(埼玉県日高市)
Kitchen gunnii (キッチングニー)とは
豊かな自然にかこまれた秩父の麓にこじんまりと佇む一軒家のレストラン「kitchen gunnii」。
HPを覗いてみると‥‥、
Kitchen gunniiさんは、1日1組2名〜6名[予約制]の小さなレストランです。
メニューはランチのコースひとつだけ、
料理を作るのもサーブするのも一人なので
ゆっくりとご提供させていただきます
家族や友人とおしゃべりを楽しんだり
本を眺めたり、すぐそばの川を散策したり
ゆたりと流れる山里の時間をおすごしください
と案内されています。
gunniiさんと長谷園の出会い
オーナーシェフの佐藤今日子さんと長谷園とは、今日子さんがまだニットデザイナーだったころからのお付き合いです。「今度レストランを始めるので、長谷園の土鍋を使いたい。」といきなり今日子さんにお申し付けいただき‥‥と思っていたら、あっという間に人気店になったとのこと!!!!!
季節で変化する地元食材を使い、その時々の旬にあわせてお料理されています。その中には、長谷園の土鍋を使ってくださるお料理も。伺った日はリゾットを土鍋で作ってくれました。(土鍋が使われるかどうかはご予約時にご確認くださいね。)
お店には今日子さん好みの食器や調理器のコレクションが購入できるスペースがあって、長谷園の土鍋や食器も扱ってくれています。ありがたやご挨拶に行かなければと思っていたら、なにせ人気店、なかなか予約が取れず、やっと今日はじめておじゃまできました。
喧騒の東京から乗り継ぎ電車にコトコトと揺られながら、自然がいっぱいに変わっていく車窓の景色を眺めていると、東京から1時間ほどでこんなに豊かな世界があることに気付かされて驚きます。
昼過ぎに降り立った駅は爽やかな初夏の風情でほかほかのんびり、ぶらぶら歩いてたどり着いたお店の入り口をのぞいたら、キッチンで調理中の今日子さんが見えました。
初夏の日差しに照らされた陽気な春のガーデンに包まれるように佇む一軒家のドアを開けると絵本に入ったような空間が広がります。知っているような懐かしいような、でも見たことのない素敵なところ。
久しぶりだったので、今日子さんを囲んだ会話がはずみながらお楽しみのランチが始まりました。楽しいおしゃべりの続きのように今日子さんが出してくれる料理はどれも美味しく可愛くオシャレ。器も素敵。どこを見回しても絵本の中の小さな宇宙です。
ここにしかないここでのこのひとときは、今日子さんの日々の暮らしのお裾分け。
これまでの事やこれからの事と切り離された今、このかけがえのないひと時を慈しむような今日子さんからのプレゼントにちがいありません。
帰りは飯能駅で特急列車に乗り換えたら、あっというまにもとの都会に逆戻り。人工物に取り囲まれた人混みに吸い込まれて自分の日常に帰りながら、あの絵本のなかにまた行きたいとつくづく思うのでした。
【この日のメニュー】
・りんごと柑橘の生しぼりジュース
・季節のサラダと前菜
・ほうれん草のスープとパン
・お野菜のキッシュ 春菊としそのソース添え
・筍のリゾット
・いちごのムース
・コーヒー
【店舗情報】
kitchen gunnii
埼玉県日高市横手610-3(西武池袋線 武蔵横手駅 徒歩5分)
TEL 042-981-8866
https://www.gunnii.net/