【土鍋を囲んで温まろう！鍋ものレシピ特集】
江戸時代・天保3年に伊賀・丸柱の地に開窯して以来、190年間土鍋を作り続けている長谷園は常に使っていただいている皆さまの、時々の生活視点を大切にしてきました。
そして長谷園は生活者の目で、美味しく、楽しく、豊かな暮らしの提案をいろいろな角度からお伝えしていきたいと思っています。
読みもの『HAPPY DONABE LIFE』は「土鍋を囲んで温まろう！」をテーマにお届けします。
秋も深まり、そろそろお鍋が恋しい季節になりましたね。
さあ！土鍋を囲んで、いろんな鍋料理を楽しみませんか？
土鍋を囲んで温まろう！
今回は、長谷園の土鍋を使った「簡単で美味しくて、心も体も温まる」お鍋のレシピをご紹介いたします。
ぜひお試しください。
マーボー発酵鍋
具材にいくつかの発酵食品を組み合わせた発酵鍋は、好みの食材を用いれば、美味しくて免疫力もアップします。
体の新陳代謝や免疫力が低下する冬に向けて、毎日の食事から体を整えましょう！
＜使用土鍋＞
容量が2000mL前後の土鍋
＜材料＞4人分
甘酒（米麹） 100mL
白菜漬け 100g
みそ 大さじ 1
豆板醤 小さじ 1/2
豚ひき肉 200g
豆腐 300g
青菜（チンゲン菜やターサイなど） 1袋
緑豆春雨（乾燥） 30g
にんにく 1かけ
ごま油 大さじ1
鶏ガラスープの素（顆粒） 小さじ2
水 600mL
＜作り方＞
（１）白菜漬けは水気をきって一口大に切る。豆腐は食べやすい大きさに切る。青菜はざく切りにする。にんにくはみじん切りにする。
（２）土鍋にごま油・にんにく・豆板醤を入れ、中火にかけて炒める。にんにくの匂いがしてきたら、ひき肉・みをを加えて炒める。
（３）肉の色が変わったら水・鶏ガラスープの素・甘酒・白菜漬けを加える。沸騰したら春雨・豆腐・青菜を加える。
（４）煮えたところから取り分けていただく。
トマトしゃぶしゃぶ
トマトとチーズを使った洋風鍋料理。いつもとは少し違ったお鍋を頂きたいときや休日のランチにいかがですか？
〆はごはんを加えて、リゾット風雑炊でどうぞ。
＜使用土鍋＞
容量が1200mL程度の中サイズの土鍋
＜材料＞2～3人分
トマト 大1個（約200g）
豚バラ肉（しゃぶしゃぶ用） 200g
レタス 1/2玉
玉ねぎ 1個
モッツァレラチーズ 1個（200g）
おろしにんにく 適量
【A】水 600mL
【A】オリーブオイル 大さじ 2
【A】コンソメキューブ 1個
【A】塩 小さじ 1
＜作り方＞
（１）土鍋に【A】を入れて火にかけ、沸騰したら火を止めてコンソメを溶かしておく。
（２）トマトは湯むきしてさいの目に切る。レタスは食べやすい大きさにちぎる。玉ねぎは半分に切り、繊維に逆らうようにスライサーで薄切りにする。モッツァレラチーズは半分に切り、約5mmの厚さにスライスする。食材を全て皿や器に盛り付ける。
（３）食卓に卓上コンロをセットして（１）の土鍋を火にかけ、沸騰したらトマトを加える。再度沸騰したらその他の食材（にんにく以外）を加え、火が通ったところからスープも一緒に取り分ける。お好みでにんにくを薬味にしていただく。
＼ ポイント！ ／
豚肉に玉ねぎ・レタス・チーズを挟んでいただくと絶品！チーズはすぐに溶けるので、さっとしゃぶしゃぶしてください。溶けてしまってもスープにコクが出て美味です。
常夜鍋
具材はほうれん草と豚肉、それにネギと豆腐だけ。
シンプルですが、具材が際立つ毎日でもいただけるお鍋です。
＜使用土鍋＞
浅型の土鍋（どんな土鍋でも作れます）
＜材料＞4人分
豚バラ肉（しゃぶしゃぶ用） 300～400g
ほうれん草 1束
長ねぎ 2本
豆腐 1丁
だし汁（鰹だし） 1～2L
日本酒 200～400mL
塩 小さじ 1～2
柚子胡椒 適宜
＜作り方＞
（１）ほうれん草は根元をよく洗って掃除し、ざく切りにする。長ねぎは斜め薄切りにする。豆腐は食べやすい大きさに切る。だし汁は多めに取っておく。
（２）土鍋の8分目までだし汁を張り、塩を加えて火にかける。※だし汁1Lに対して塩は小さじ1が目安です。味をみて加減してください。
だし汁が沸騰したら酒200mLと食材を加え、さっと煮る。お好みで柚子胡椒を添えていただく。※水量が減ってきたらだし汁・酒・塩を加えて調整してください。
＼ ポイント！ ／
だし汁は即席のものを使わず、ぜひ鰹節からとってください。シンプルなお鍋だからこそ、素材の味が際立ちます。水1Lに対して30gの鰹節を用意し、鍋に水を入れて火にかけます。沸騰したら鰹節を加えて火を止め、約2分おいて鰹節を引き上げ、完成です。鍋をする土鍋で作れば後片付けもいりません。
鍋料理はシンプルで簡単ですが、お好みの食材や味付けで、毎日でも楽しめる究極の料理と言えます。
一度にたくさんの食材を採れるので栄養価も高く、また伊賀土の土鍋で鍋料理をすれば遠赤外線効果で体の芯から温まり、寒い冬でも冷え知らずです！
まずはお手元にある土鍋でおいしい鍋料理を楽しんでみてください。
