HAPPY DONABE LIFE
2024.09.30
土鍋の蓄熱力を活かした「余熱調理」
土鍋の蓄熱力
土鍋は、金属のように急速に熱くならず、じっくりゆっくり温まります。また、蓄熱力が高く、火から下ろしたあともなかなか冷めません。「ゆっくり蓄熱」と「長く蓄熱」。この熱の伝わり方が、米や食材の旨み・甘みを引き出します。伊賀の粗土はポーラス(多気孔)なため、日本の陶土の中でも特に蓄熱力が高いと言われています。
また、土鍋で調理すると、遠赤外線効果で食材の芯までしっかり熱が浸透し、美味しく料理が仕上がります。
土鍋の余熱調理
ゆっくりと沸騰する土鍋ですが、沸騰する頃には既に八割方煮えていて、火からおろしたあと〜冷める間にも調理は続いています。ゆっくり温まり、ゆっくり冷めることで、食材の酵素が働く40℃〜60℃をゆっくり通過します。酵素が長時間作用し、野菜や肉の旨み・甘みを引き出し、料理を美味しく仕上がるのです!
この土鍋の温度変化を活かしたレシピをご紹介します。
土鍋で豚角煮
土鍋が沸騰するまで〜冷めるまでの緩やかな加熱時間によって、豚肉が柔らかく美味しく仕上がります。
土鍋でプリン・茶碗蒸し
余熱調理を活かせば、茶碗蒸しやプリンも沸騰したら火を止めて余熱調理するだけで簡単美味しく仕上がります。
いかがでしたか?土鍋は、お任せ調理で料理を美味しく仕上げてくれます。土鍋を火からおろして別の作業をしている間にも、土鍋自身が調理を担当してくれます。
食卓・台所の頼れる相棒「伊賀土鍋」で、鍋もの以外の料理も是非お楽しみくださいませ!